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たのしい商標登録


★ 商標登録の、たのしい話、おもしろい話、裏話などを書いていきます。

3分クッキングの商標登録            (2014年12月25日)


主婦の皆さんは、毎晩の献立に悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
私も帰宅中の電車で、クックパッドやキユーピー3分クッキングの
サイトを見ながら、献立を決めています。

キユーピー3分クッキングは、日本テレビ系列の料理番組で、
1962年12月3日から放送されている長寿番組なんですね。
このロゴを見ると、誰もがマヨネーズとあの音楽をイメージするでしょうね。

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「タララララ・・・ッ♪ タララララ・・・ッ♪」というあの有名なテーマ曲は、
『おもちゃの兵隊のマーチ』という曲らしいです。

このようなインパクトのある音は、企業や商品をイメージしやすくなるなど、
商標的機能を果たしている場合も多いですよね。
今回の『おもちゃの兵隊のマーチ』は、既にある曲で単なるイメージソングに過ぎませんが、
世の中には、企業独自の識別力のある商標的なメロディーもあります。
例えば、「伯方塩業株式会社」の「は!か!た!の、塩!」など、
音の商標が、近々日本でも商標登録を認められるようになります。



2014年流行語!妖怪ウォッチの商標登録     (2014年12月3日)


2014年は、「ダメよ〜ダメダメ」「ありのままで」「壁ドン」など多くの流行語が生まれました。
その中でも子どもたちに大人気だったのが「妖怪ウォッチ」です。

妖怪に関しては、2010年度上半期に放映されたNHK連続テレビ小説の
水木しげるの「ゲゲゲの女房」以来、空前のブームが続いています。

特に夏場になると、本屋の店頭では妖怪関連の本が山積みにされています。
また、各地で妖怪展などが催されています。

本来妖怪は、怖いイメージがあるものですが、
「妖怪ウォッチ」では、妖怪が可愛くキャラクター化されていて親しみが持てます。

そもそも「妖怪ウォッチ」とは、株式会社レベルファイブから
2013年7月11日に発売されたニンテンドー3DS専用ゲームソフトです。
今ではテレビアニメ化されて、子どもたちに大人気です。

「妖怪ウォッチ」の商標登録は、ゲームソフトが販売される前の、
2011年9月12日に出願され、2012年3月30日に登録されていました。
開発段階から商標登録を行っていたのですね。


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この他にも株式会社レベルファイブは、
「ジバニャン」についても商標登録しています(第5686238号)。



「もののけ姫」の商標登録            (2014年7月9日)


先日、金曜ロードショーで「もののけ姫」が放映されました。

「もののけ姫」は、1997年に公開された宮崎駿の作品です。
テレビで放映されるのは、今回で8回目で、視聴率が21%を超えたようです。

そんな「もののけ姫」ですが、数多く商標登録されています。

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「もののけ姫」について、21件も商標登録されていますね。これらの登録の権利者はすべて「株式会社二馬力」で、宮崎駿氏が設立した事務所です。

みなさんは、「どうして同じ商標を何個も登録するんだ?」と疑問に感じるかもしれませんが、 商標登録は、商品または役務(サービス)を指定して登録するものなのです。 ですので今回の「もののけ姫」の登録は、すべて区分(商品または役務)が異なっています。

たとえば「もののけ姫」(第4150261号)の指定商品または役務は、第8類の「手動工具,手動利器,角砂糖挟み,缶切り,くるみ割り器(貴金属製のものを除く),スプーン,フォーク,パレットナイフ,ピンセット」となっています。

また、「もののけ姫」(第4165404号)の指定商品または役務は、第25類の「被服,ガーター,靴下止め,ズボンつり,バンド,ベルト,履物,運動用特殊衣服,運動用特殊靴」となっています。

また、「もののけ姫」(第4218720号)の指定商品または役務は、第29類の「肉製品,かつお節,寒天,削り節,とろろ昆布,干しのり,干しひじき,干しわかめ,焼きのり,その他の加工水産物,加工野菜及び加工果実,乳製品,食用油脂,カレー・シチュー又はスープのもと,お茶漬けのり,ふりかけ,豆乳,豆腐,納豆 」となっています。

このように区分ごとに登録しているのですね。

※ もちろん、一つの商標登録で複数の区分(指定商品または役務)を指定して登録することも可能です。



show-1グルメグランプリ             (2013年8月29日)


みなさんは、「show-1グルメグランプリ」というのを聞いたことがありますか?

「B1グランプリ」(B級グルメのグランプリ)は知っているかもしれませんが、
「show-1グルメグランプリ」は知らない方も多いのではないでしょうか?

「show-1グルメグランプリ」とは鹿児島県で開催されている、 商店街のグルメのナンバー1を決定するというグルメグランプリのことをいいます。

商店街や地域の、どの家庭でも作られている料理や黒豚、黒牛、鰹など豊富な本県の食材にスポットをあて、本県のご当地の商店街グルメとして県内各地で紹介することにより、県民や県外観光客に本県の食材の魅力を再発見するきっかけとなり、空洞化が進む商店街の活性化と各地域の商店街の交流を図る目的で開催されているグランプリです。

show-1のshowとは商店街の「商」と笑顔の「笑」を意味しているようです。

鹿児島県第3回商店街「グルメグランプリ」枕崎市通り会連合会の「枕崎鰹船人めしSP」だったようです。 「枕崎鰹船人めし」は商標登録されています(第5601407号)。 指定商品「枕崎の鰹を主たる原料とした丼物」となっています。

近年では、市や県を挙げての町おこし地域おこしが活発化しており、様々な企画、催しもの、キャラクターなどが生みだされています。それに伴い商標登録も活発になっており、地域の名産について地域団体商標の登録をしたり、やキャラクターなどの商標登録が多く見られています。このような活動が、地域産業の活性化ひいては、日本の国内産業力の強化につながると思われます。



商標権の効力が及ばない範囲           (2013年8月23日)


商標権の効力が及ばない範囲については、商標法26条に規定されています。

例えば、26条1項1号には、

自己の肖像又は自己の氏名若しくは名称若しくは著名な雅号、芸名若しくは筆名若しくはこれらの著名な略称を普通に用いられる方法で表示する商標

と規定しています。 自分の名前が使用できなくなってしまったら、人格権保護の観点から妥当ではありません。そこで当該規定は、主に4条1項8号の、

他人の肖像又は他人の氏名若しくは名称若しくは著名な雅号、芸名若しくは筆名若しくはこれらの著名な略称を含む商標(その他人の承諾を得ているものを除く。)

に該当して登録を受けることができない商標が誤って登録された場合の救済処置として規定されています。

自分の名前が他人に商標登録されてしまい、ある日突然自分の名前が使用できなくなってしまったら大変です。そのような不都合がないように、26条1項1号では、自己の肖像や氏名などについては、商標権の効力が及ばないものとして規定しています。



防護標章登録                      (2013年8月5日)


みなさんは、防護標章登録という言葉を耳にしたことがありますか?

商標登録という言葉はご存知だと思いますが、防護標章登録については知らない方も多くいらっしゃると思います。

防護標章登録とは、著名な登録商標の保護を強化するために防護的に登録されるもののことをいいます。商標権の効力は、専用権の範囲に限られず禁止権の範囲にまでおよびます。しかし登録商標が著名であればあるほど、指定商品又は指定役務と非類似の商品や役務についても出所の混同が生じてしまう可能性が高まります。

そこで防護標章登録制度は、著名な登録商標と同一の標章について、その著名な登録商標に係る商標登録についての指定商品・指定役務と非類似の商品・役務について登録を認め、禁止権の範囲を非類似商品・役務にまで拡大し、著名商標の保護を強化することを目的として設立された制度です。


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商標権の設定登録                (2013年8月2日)


商標権の設定登録は、登録をすべき旨の査定又は審決の謄本の送達があった日から30日以内に納付する必要があります。登録料は、区分の数に応じた金額を納付することになります。

一括納付の場合には、区分数×37,600円

分割納付の場合には、区分数×21,900円

期間内に所定の設定登録料が納付されない場合には、特許庁長官はその出願を却下することができるとなっていますので、期間内にお早めに納付ください。

登録をすべき旨の査定又は審決の謄本の送達があった日から30日以内に設定登録料を納付することができない場合には、その期間内に「期間延長請求書」を提出することにより納付期限を30日延長することができます。この期間延長の請求には2,100円の手数料が必要です。

特許庁に設定登録なされれば、特許庁から商標登録証が届きます。 商標登録証を紛失した場合には、商標登録証再交付請求を提出して再発行してもらうことも可能です。

※ 商標登録証は、商標登録についての証明書であり、商標登録証を他人に譲渡したからといって商標権を移転したことにはなりません。 商標権を移転する際には設定の登録を行う必要があります。



日の丸の商標登録                  (2013年8月1日)


商標登録を受けることができない商標については、4条1項各号に規定してあります。そのうち1号では、日本又は外国の国旗や菊花紋章等と同一又は類似の商標について登録を受けることができない旨を定めてあります。

4条1項1号
国旗、菊花紋章、勲章、褒章又は外国の国旗と同一又は類似の商標

本号の規定は、このような商標の使用はそれが表示するものの尊厳を傷つけ、一私人に独占を許すことは妥当ではないという点から設立されたものであります。

例えば日本の国旗を商標登録した場合や、日本の国旗を商標の一部に有する場合などには、本号の規定により登録を受けることができません。 類似しているかどうかの判断は、国旗が商標の一部に顕著に表れているかどうかにより判断します。顕著に有する場合には類似のものと判断されます。たとえ顕著に有しない場合であっても、その国旗の尊厳を害するような方法で表示している場合には、4条1項7号により登録を受けることができません。



花火大会                     (2013年7月29日)


先週末の27日の土曜日は、立川の昭和記念公園で花火大会が行われる予定でした。それが突然の豪雨により、中止になってしまったようです。また同日に開催予定だった隅田川の花火大会も、開始から30分程度で中止されたようです。

楽しみにしていた人にとってはガッカリですね。

雨の日でも見られる花火大会があればいいのになぁ〜と思って探してみると、

かつて「株式会社セガ トイズ 」から「家あげ花火」(うちあげ花火)という商品が販売されていたようです。家庭用の花火投影機で、家の中にいながら花火大会の気分が味わえるという商品だったようです。雨の日でも、いつでも気軽に家の中で夏の花火を味わえるといいですね。

それにしても「家あげ花火」とはユニークなネーミングです。

この「家あげ花火」は「株式会社セガ トイズ 」によって商標登録されています(第5275992号)。このようにセンスのある商品名が、商品の売り上げを大きく左右することもあるので、商品開発と商品名の決定、そして商標登録は切っても切り離せない関係なのです。



トトロの商標登録                 (2013年7月25日)


みなさんは、「トトロ」と言われたら何を思い浮かべますか?
多くの人が、宮崎駿の製作アニメ「となりのトトロ」を思い浮かべるのではないでしょうか。
この「トトロ」の商標については、かつて「トトロ/TOTOLO」という商標登録が無効審判により無効にされました。

無効審判(無効2004-89071)においては、「本願商標をその指定商品に使用した場合には、これに接する取引者、需要者は、周知著名となっている上記映画ないしはその主人公を連想、想起し、該商品が請求人ないしは宮崎駿又はこれらの何らかの関係を有する者の業務に係る商品であるかの如く、その出所について混同を生ずるおそれがあるものというべきである」として4条1項15号に規定に違反して登録されたものであるとして登録が無効になりました。

4条1項15号
他人の業務に係る商品又は役務と混同を生ずるおそれがある商標(第十号から前号までに掲げるものを除く。)

本号の規定は、周知表示、著名表示へのただ乗りを防止し、当該表示の希釈化を防止し、商標の自他識別機能を保護することにより、商標の使用する者の業務上の信用の維持を図り、需要者の利益を保護することを目的として規定されたものです。

さて、宮崎駿監督の最新作「風立ちぬ」が7月20日に公開されました。
実在の航空技術者である堀越二郎をモデルに、その半生を描いた作品のようです。
また機会があれば見に行きたいです。



他人の氏名または名称               (2013年7月5日)


商標登録を受けることができない商標については、4条1項各号に規定してあります。 そのうち8号では、他人の氏名または名称等を含む商標は登録を受けることができない旨を定めてあります。

4条1項8号
他人の肖像又は他人の氏名若しくは名称若しくは著名な雅号、芸名若しくは筆名若しくはこれらの著名な略称を含む商標(その他人の承諾を得ているものを除く。)

本号の規定は、他人の人格権を保護するために規定されたものです。無断で氏名や名称等が使用されることにより、その他人に不利益が及ばないようにするためです。 また雅号、芸名、筆名、これらの略称は、著名なものに限られます。 雅号、芸名、筆名、これらの略称は、ある程度恣意的なものであり、すべてを保護するのは行き過ぎだと思われるからです。

本号で規定してある他人については、現存している者に限られます。例えば、織田信長などといった歴史上の人物については、前回お話ししたように、7号違反で拒絶される可能性はあっても、本号の規定の対象とはなりません。

本号に規定にはカッコ書きがあり、他人の承諾を得ているものは除外されます。他人の承諾を得ているかどうかの判断は、査定時を基準に行われます。



公序良俗違反                  (2013年7月4日)


商標登録を受けることができない商標については、4条1項各号に規定してあります。 そのうち7号では、公の秩序又は善良の風俗を害するおそれがある商標について登録を受けることができない旨を定めてあります。

● 王家の有名な紋章や各国のシンボルマークは、国際信義に反するものとして4条1項7号で拒絶されます。

● 差別的若しくは他人に不快な印象を与えるような文字、図形等は4条1項7号で拒絶されます。差別的若しくは他人に不快な印象を与えるような文字、図形等であるかどうかの判断は、文字又は図形に係る歴史的背景、社会的影響等、多面的な視野から判断し、例えば、関係団体等からの情報提供や申し入れがあった場合には、その内容を詳細に検討し、更に必要があるときは資料等を求めることにより慎重に判断することとしています。

● 国家資格等を表す又は国家資格等と誤認を生ずるおそれのある商標(「××士」「××博士」等)については、
a.国家、地方公共団体若しくはこれらの機関又は公益に関する団体が認 定する資格(以下「国家資格等」という。)を表す場合
b.一般世人において、国家資格等と一見紛らわしく誤認を生ずるおそれ のある場合
には、原則として4条1項7号に該当するものとして拒絶されます。

● 指定暴力団が自己を示すために用いている標章(代紋等)と同一又は類似の商標に係る商標登録出願については4条1項7号で拒絶されます。

● 歴史上の人物名からなる商標登録出願の審査においては、商標の構成自体がそうでなくとも、商標の使用や登録が社会公共の利益に反し、又は社会の一般的道徳観念に反するような場合も4条1項7号に該当し得ることに特に留意するものとし、次に係る事情を総合的に勘案して同号に該当するか否かを判断することになります。
(1)当該歴史上の人物の周知・著名性
(2)当該歴史上の人物名に対する国民又は地域住民の認識
(3)当該歴史上の人物名の利用状況
(4)当該歴史上の人物名の利用状況と指定商品・役務との関係
(5)出願の経緯・目的・理由
(6)当該歴史上の人物と出願人との関係




 

身近な商標登録              (2013年7月3日)


近年、高校生が学校教育の過程において農作物について商標登録を行ったり、企業とコラボして商品開発を行い商品名を商標登録したりと知的財産教育が盛んになっています。

特に商業・農業・工業高校などにおいては、自治体や企業と連携し、オリジナル商品を開発して商標登録をおこなったりしています。

例えば、長崎県の島原農業高校の園芸科学科においては、第31類の「野菜,果実」について「食べる温泉」(第5443800号)という商標登録を行っています。福岡県の遠賀高等学校は第30類の「青米入りのパン」について「§青米パン∞おんがもくん∞O∞g 」(第5559646号)という商標登録を行っています。

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また今回、福岡農業高校食品科学科では、カルビーの指導を受けながら名産の梅を使ったポテトチップスの商品化をめざし、 「ごうかくするばい\合格する梅 」(第5193501号)という商標登録を行っています。当該ポテトチップスは、来年1月の発売を目指して試作中らしいです。 これからますます、教育現場での知的財産教育が盛んになっていくことと思われます。



商標の類否判断             (2013年7月2日)


商標登録出願をする前には、事前に登録できる可能性があるかどうかの調査を行う必要があります。既に同じような商標が出願されていないかを調査したり、同じような商標が登録されていないかを調査することにより、拒絶理由を回避するためです。

商標法4条1項11号では、当該商標登録出願の日前の商標登録出願に係る他人の登録商標又はこれに類似する商標であつて、その商標登録に係る指定商品若しくは指定役務又はこれらに類似する商品若しくは役務について使用をするものは登録を受けることができない旨が定められています。

同一の商標については、素人のお客様でも判断がつくかもしれませんが、類似の範囲かどうかは知識と経験を有する専門家の判断に任せた方がよいでしょう。

商標の類否判断は、「称呼」「観念」「外観」を総合的に考察したうえで、その商標を使用する商品・役務の主たる需要者層その他取引の実情を考慮して、需要者の通常有する注意力を基準として判断します。



 

スゴイダイズの商標登録         (2013年6月28日)


みなさん、「スゴイダイズ」を飲んだことがありますか?
「スゴイダイズ」とは大塚食品株式会社から販売されている大豆飲料です。
大豆は身体にいいみたいです。特に女性にとっては、大豆イソフラボンが女性ホルモンと同じような働きをするということで注目されています。

この「スゴイダイズ」について、大塚食品株式会社は商標登録をしています。
「スゴイダイズ」については、指定商品「大豆を主原料とするゼリー状・ペースト状の加工食品」に対して、 「スゴイ」といった「その物がとてつもなくすばらしいという形容詞」を使用している記述的商標に過ぎず、拒絶査定が下されました。

確かに商品「リンゴ」に商標「スゴイリンゴ」や、役務「宿泊施設の提供」について商標「スゴイホテル」などは、商標法3条1項3号により登録が認められない可能性があります。 同号には、その商品の産地、販売地、品質、原材料、効能、用途、数量、形状(包装の形状を含む。)、価格若しくは生産若しくは使用の方法若しくは時期又はその役務の提供の場所、質、提供の用に供する物、効能、用途、数量、態様、価格若しくは提供の方法若しくは時期を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなる商標は登録を受けることができない旨が規定されています。

しかし今回は、不服審判(不服2011-2056)において、


「本願商標は、「スゴイダイズ」の片仮名よりなるところ、前半の「スゴイ」の文字部分が、「(1)寒く冷たく骨身にこたえるように感じられる。(2)ぞっとするほど恐ろしい。気味が悪い。(3)ぞっとするほど物さびしい。荒涼として身もすくむような感じである。(4)形容しがたいほどすばらしい。(5)程度が並々でない。」を意味する「凄い(すごい)」の文字に通じ、後半の「ダイズ」の文字部分が、「マメ科の一年生作物。栽培の起源は古く、東アジア原産。・・・蔓性のもの、また種子が黒・茶・緑色など品種が多い。種子は蛋白質と油脂に富み、食用または味噌・醤油・豆腐・納豆などの原料に用い、また、大豆油は食用・工業用となる。搾油後の大豆粕、茎葉は飼料・肥料とする。ソイビーン(soybean)。」を意味する「大豆(だいず)」の文字に通じるものである(ともに「広辞苑第六版」:岩波書店)としても、本願商標を構成する各文字は、同書、同大、等間隔にまとまりよく書されており、その構成文字に軽重の差はなく、その一体的な構成からして、本願商標は、全体として一体不可分の造語として看取されるものである。 そして、「スゴイ」の文字が、「凄い」の文字として理解される場合があるとしても、この「凄い」の文字は、上記のとおり複数の意味を有しており、「形容しがたいほどすばらしい」の意味合いのみに使用される語ではないことから、直ちに特定の意味合いを生じさせるものともいい難いものである。

そうとすれば、本願商標から原審説示の如き意味合いを暗示させることがあるとしても、これが直ちに特定の意味合いをもって親しまれ、あるいは、特定の商品の品質等を具体的に表示するものとして、一般に理解されているとは認め難いところである。 また、当審における調査によっては、該「スゴイダイズ」の文字が、本願商標の指定商品の業界において、特定の商品の品質等を表示するものとして使用されている事実はもとより、特定の商品の品質等を表示するものとして認識されるというべき事情は発見できないものである。 そうとすれば、本願商標は、これをその指定商品について使用するときは、商品の品質等を表示したものと認識されるものではなく、自他商品の識別標識としての機能を果たすものというべきである。 したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、妥当でなく、取り消しを免れない。 」

として登録が認められました(第5437068号 )。

このほかにも大塚食品株式会社は、下記のような商標登録も行っています。

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この「スゴイ〜」についての商標登録は、例えば株式会社メイセイは指定商品「ヨーグルト」について「すっごい\ヨーグルト」を登録しています(第5109563号)。また同じく株式会社メイセイは指定商品「豆腐」について「すっごい\豆腐」を登録しています(第5128838号)。



3条2項の適用を受けた商標登録      (2013年6月18日)


3条2項の適用を受けた商標登録とは・・・?

3条1項各号に該当することを理由に、識別力がないものとして登録を受けることができない商標があります。 例えば、その商品・役務の普通名称(1号)、その商品・役務について慣用されている商標(2号)、商品・役務の産地や販売地を表示したのみの商標(3号)、ありふれた氏または名称の商標(4号)、極めて簡単かつありふれた標章のみからなる商標(5号)、需要者が何人かの業務に係る商品又は役務であることを認識することができない商標(6号)については登録を受けることができません。

しかし、このうち3号〜5号に該当する場合であって、使用の結果、需要者が何人かの業務に係る商品又は役務であることを認識することができるものについては、3条2項の適用を受けて商標登録を受けることができるのです。

例えば、「うなぎパイ」はうなぎを加味したパイ菓子について、単に商品の品質を表示したに過ぎないものとして特別顕著性を有しない商標ではありますが、使用の結果、自他商品識別機能を有しているものと3条2項の適用が認められて「有限会社春華堂」により商標登録されています(第4436728号) 。

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また株式会社上田靴下は「ぽかぽか」について3条2項の適用を受けて商標登録を受けています(第1847997号 )。指定商品は裏起毛タイツ です。



AKB48選抜総選挙           (2013年6月11日)


先日、AKB48選抜総選挙が行われましたね。
瞬間最高視聴率は32・7%と国の一大イベントのような感じになってきましたね。
今回は指原莉乃さんが1位になり、話題となっています。私の推しメンのぱるること島崎遥香さんは12位でした。前回の23位に比べると検討していますが、次回は1位を狙ってほしいです。

さてAKB48を運営する株式会社AKSは、「AKB48\選抜\総選挙」について商標登録出願を行っています(商願2012−86868)。

指定商品・指定役務は、

第9類「業務用テレビゲーム機用プログラム,電気通信機械器具,電子応用機械器具及びその部品,家庭用テレビゲーム機用プログラム,携帯用液晶画面ゲーム機用のプログラムを記憶させた電子回路及びCD−ROM,レコード,インターネットを利用して受信し、及び保存することができる音楽ファイルインターネットを利用して受信し、及び保存することができる画像ファイル,録画済みビデオディスク及びビデオテープ,電子出版物」

第16類 「文房具類,雑誌,書籍,その他の印刷物,書画,写真,写真立て,紙袋,その他の紙製包装用容器,紙製のぼり,紙製旗,印刷したくじ(「おもちゃ」を除く。)」

第25類 「被服,ガーター,靴下止め,ズボンつり,バンド,ベルト,履物,仮装用衣服」

第41類 「電子出版物の提供,図書及び記録の供覧,図書の貸与,映画・演芸・演劇又は音楽の演奏の興行の企画又は運営,映画の上映・制作又は配給,演芸の上演,演劇の演出又は上演,音楽の演奏,放送番組の制作,教育・文化・娯楽・スポーツ用ビデオの制作(映画・放送番組・広告用のものを除く。),興行の企画・運営又は開催(映画・演芸・演劇・音楽の演奏の興行及びスポーツ・競馬・競輪・競艇・小型自動車競走の興行に関するものを除く。),娯楽施設の提供,興行場の座席の手配,レコード又は録音済み磁気テープの貸与,録画済み磁気テープの貸与」
となっています。



ジョジョの奇妙な冒険           (2013年6月10日)


商標登録について調べていると様々な面白い商標が登録されています。 「こんな図形や絵が登録になるんだ」と意外に思ったり、「漫画のタイトルが登録されているんだ」などと商標登録について調べれば調べる程その面白さがわかってきます。

『ジョジョの奇妙な冒険』という漫画を知っていますか?荒木飛呂彦さんによる漫画で、『週刊少年ジャンプ』に1986年から2004年まで、『ウルトラジャンプ』に2005年からと長期にわたって連載されてい少年漫画です。

株式会社集英社は「ジョジョの\きみょう ぼうけん\奇妙な冒険」についての商標登録を行っています(第4387260号)。このような漫画のタイトルであっても、商標的な使用をする場合、例えば今回ですと、「スゴロク」などの玩具に「ジョジョの\きみょう ぼうけん\奇妙な冒険」の商標を付して使用する場合には、商標として登録をすることができます。

漫画のタイトルを題名として商標登録しているわけではなく、あくまで商品や役務に使用する商標として登録されています。



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商標権の移転                (2013年6月4日)


一度取得した商標権は、自由に移転することができるのでしょうか?

商標法では、商標権に係る指定商品・指定役務が二以上あるときは、指定商品・指定役務ごとに分割して移転することができると定められています。

もともと商標権の自由な移転は認められていませんでした。しかし近年においては、商標権の財産的価値が認められるようになり、自由な移転が可能となりました。出所混同の問題についても、一般消費者は品質についての保証があれば、出所のいかんは問わないだろうし、また商標権を譲り受けた者もこれまでに築かれた信用の維持につとめる結果品質が劣ることもないだろうから、自由な移転を認めたとしても、その弊害は少ないものと考えられます。

ただし、自由な移転が認められていない場合もあります。

※ 国若しくは地方公共団体若しくはこれらの機関又は公益に関する団体であって営利を目的としないものの商標登録出願であって、4条2項に規定するものに係る商標権は、譲渡することができません。

※ 公益に関する事業であって営利を目的としないものを行っている者の商標登録出願であって、4条2項に規定するものに係る商標権は、その事業とともにする場合を除き、移転することができません。

※ 地域団体商標に係る商標権は、譲渡することができません。譲渡はできませんが、組合などの団体の合併のような一般承継の場合に限り移転することができます。

※ 団体商標に係る商標権については、団体商標に係る商標権として移転しようとする旨及び主体要件を満たしていることの証明書を移転の登録の申請と同時に特許庁長官に提出しなければ、通常の商標権に変更されたものとみなされます。

ここで「譲渡」「移転」「一般承継」の用語について説明します。

「移転」には「譲渡」と「相続その他の一般承継」が含まれます。
「譲渡」とは、他人に譲り渡すことをいいます。
「一般承継」とは、例えば自然人については相続、法人については合併などがあります。



商標権って、いつまで有効なの?   (2013年5月30日)

特許権の存続期間は、出願から20年で終了します。
意匠権の存続期間は、設定登録の日から20年で終了します。

では、商標権の存続期間はどうでしょうか?

商標権の存続期間は、設定登録の日から10年で終了します。

しかし、商標法での保護対象は商標の使用による業務上の信用であり、権利の存続期間を10年間で区切ってしまうと、商標の使用をする者が業務上の信用の維持を図ることができず、かえって産業の発達を阻害し、あわせて需要者の利益を阻害してしまう可能性があります。

そこで商標法では更新制度を採用しており、商標権者が存続期間の更新登録の申請をすることにより、存続期間を更新することができるようになっています。つまり商標権の存続期間は、更新登録の申請を繰り返す限り、半永久的に存続させることが可能となります。

例えば久光製薬株式会社の商標登録「サロンパス∞SALONPAS」(第296000号)は、昭和12年11月12日に登録されているので、既に76年間存続していることになります。

その他にも、スーパーやコンビニでよく見かける、
写真
このパッケージは、雪印メグミルク株式会社により昭和8年3月27日に商標登録されています(第241997号)。80年もの年月をまたぎ、人々の信用を維持している商標というのも素晴らしいですね。このように商標は、使用されれば使用されるだけ業務上の信用が蓄積されていくものなのです。



使っていない商標             (2013年5月27日)

Aさんは、「〇▲□」という商標に「プリン」を指定して登録したいのですが、
既にBさんが「〇▲□」について「プリン」を登録しています。

このままだとAさんは「〇▲□」を使用することも登録することもできません。

でもAさんは、どうしても「プリン」に「〇▲□」を使用したいので、
弁理士であるP先生に相談しました。

P先生が調査した結果、Bさんは「プリン」に「〇▲□」を使用している痕跡がありません。そこでP先生は、

不使用取消審判でBさんの商標登録を取り消せるかもしれない!

と考えました。商標法50条1項には、継続して3年以上、日本国内において、商標権者、専用実施権者、または通常実施権者のいずれもが各指定商品・指定役務についての登録商標の使用をしていないときは、何人も、その指定商品・指定役務に係る商標登録を取り消すことについて審判を請求することができます、と規定されています。使用していない商標登録が多く存在すると、第三者の商標の選択・使用の余地を狭めることになってしまうので、このような空権化した権利の個別整理を行うために、不使用取消審判が存在したいます。

Bさんの商標権の設定登録がされたのは5年前です。すくなくとも現在または近い過去に、日本国内において「プリン」に「〇▲□」を使用している痕跡がなく、継続して3年以上使用されていない可能性が高いと考えたP先生は、Bさんの商標登録について不使用取消審判を請求しました。

するとBさんは、2年前に「プリン」に「〇▲□」を付して販売していた証拠を提出してきました。商標法50条2項には、その審判の請求登録前3年以内に、日本国内において、商標権者、専用実施権者、または通常実施権者のいずれかが使用していたことを証明すれば、商標登録の取消しを免れ得る旨の規定がされています。

結果としてBさんの商標登録を取り消すことができませんでした。一年後を待って再び不使用取消審判を請求するよりも今すぐの使用の可能性を考えたAさんは、Bさんから使用許諾を得て「プリン」に「〇▲□」と付して販売することになりました。

使用していない商標が増えることは、却って産業の発達を阻害してしまう要因になる可能性もあります。ですので、不使用取消審判や実施許諾(専用使用権の設定、通常使用権の許諾)制度を活用して商標を有効活用することが求められます。



本当は恐ろしい商標の話    (2013年5月24日)

今日は、商標権の罰則の話をします。
他人の商標権を侵害した場合、どのような罪に問われるのでしょうか?

商標権や専用実施権を侵害する行為を行った者は、10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、又はこれを併科されます。 また商標権や専用実施権を侵害する行為とみなされる行為を行ったものは、5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金、又はこれを併科されます。

併科とは同時に二つ以上の刑を科することをいい、例えば罰金刑と懲役刑を同時に科せられることをいいます。

では、商標権を侵害する行為というのは、どのような行為のことをいうのでしょうか? 商標権の侵害とは、権限のない第三者が指定商品・指定役務またはこれに類似する商品・役務に登録商標またはこれに類似する商標を使用する行為のことをいいます(25条、37条1号)。

また商標権を侵害する行為とみなされる行為とは、37条2号〜8号に掲げられている行為のことをいい、例えば2号には、指定商品又は指定商品若しくは指定役務に類似する商品であつて、その商品又はその商品の包装に登録商標又はこれに類似する商標を付したものを譲渡、引渡し又は輸出のために所持する行為が商標権を侵害する行為として規定されています。

商品名を決めたり、店舗名を決めたりする際には、事前に他人の商標権を侵害するものでないかを調査する必要があります。事前調査を行っていなければ、あなたが今使用している商標が、知らず知らずのうち他人の商標権を侵害している場合もあるのです。その場合、ある日突然、商標権侵害で訴えられたり、損害賠償請求をされたりする可能性もあり得ます。事前調査を行っていれば回避できた損失・損害が発生する恐れがあり、何よりも今まで使用してきた商標が突然使えなくなってしまうこともあるのです。

このようなことを防ぐためにも、商標登録をしない場合であっても、商標を使用する際には、必ず事前調査を行いましょう。

しかし!重要なことは、ここからです。

事前調査で他人の商標権を侵害していないことが分かり、安心してその商標を使用していいかといえば、必ずしもそうではありません。後から他人が、その商標について商標登録してしまえば、あなたはもうその商標を使用することができなくなってしまいます。 原則、先に使用していた者よりも、先に登録した者の方が強いのです。ですので商標を使用する際には、やはり商標登録を行うのが一番安心であると考えられます。使用したい商標がお決まりでしたら、是非、ご相談ください。登録するまで分かりやすくご案内いたします。



たのしい商標登録       (2013年5月23日)

商標登録は、私たちの生活と切っても切り離せないものです。
普通に生活していると、一日に一度は登録商標に触れることになるでしょう。


例えば、今、私が飲んでいる「そうけんびちゃ\爽健美茶」は、ザ・コカ・コーラ・カンパニーの登録商標です(第3368766号)。 そして私が使用しているパソコン用メガネ「§JiNSPC」は、株式会社ジェイアイエヌの登録商標です(第5481578号)。また「H&M」(第4978932号)のワンピースを着ていて、カルビ―株式会社の「ジャガリコ\JAGARICO」(第3123266号)を食べています。

商標登録は、一度取得すると半永久的に存続させることができる権利です。
登録料は、1区分10年分で37,600円、分割納付で5年分の場合ですと21,900円になります。 更新の際には、1区分10年分で48,500円、5年分の場合で28,300円となります。大切な商標を保護する対価としては、格安のものであると思われます。

例えば、「そうけんびちゃ\爽健美茶」のブランドを、他人が勝手に使用した場合、企業側にとっては今まで蓄積した信用が損なわれる可能性があり、また需要者にとっては、「そうけんびちゃ\爽健美茶」がどのメーカーから販売されているものなのか出所を誤認する可能性があります。

このようなことを防止するためにも商標法では、商標の使用をする者の業務上の信用の維持を図り、もつて産業の発達に寄与し、あわせて需要者の利益を保護することを目的として、商標の保護をしています。ですので「この商標はわが社の登録商標です!」と特許庁に商標を登録することは重要なのです。

商標登録出願は特許庁に対して行います。特許庁の審査官により、登録できるものかどうかの審査が行われます。商標権を取得したら、その登録商標を独占的に使用でき、また他人の使用や模倣を排除することができます。


※ 登録商標とは、登録されている商標のことをいいます。






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